迷子札に関するアンケート結果から

当院でも最近、迷子犬や迷子猫に関する問い合わせやポスター掲示の依頼が、さいたま市内はもとより近隣市町村からも増えております。
また先の東日本大震災では多くのペットたちが飼い主の方との離別を強いられ、身元のわからないまま今なお様々の施設で保護、飼育されている現状も踏まえ、今回は愛犬への迷子札に関する意識調査結果をご紹介させていただこうと思います。
(本アンケートは「NPO法人動物愛護社会化推進協会」が実施し、2009年6月19日から2009年7月5日までを集計したものです)

<迷子札>
犬の飼い主様の50%が迷子札を装着しており、都市部で若干着用率が高い傾向にあるようです。
着けている理由として「普段の生活で迷子になったときのため」が70%以上をしめており、「災害時に迷子になったときのため」が14%とあります。
一方で、着けていない理由として、「主に室内飼育であるため必要ないから」が32%を占めていました。

<鑑札及び狂犬病予防注射済票>
鑑札や狂犬病予防注射済票の着用は法律(狂犬病予防法)で義務付けられており、70%以上の飼い主様がそのことをご存知であるにもかかわらず、実際の着用率はいずれも20%にも満たないのが現状です。

<マイクロチップ>
アンケート結果から90%の飼い主様がマイクロチップの装着は個体識別の手段としては最も確実な方法であることをご存知ですが、普及率となると10%にも至っておりません。
装着しない理由として

①痛そうで犬がかわいそうだから
②高い費用がかかりそうだから
③保護施設等にマイクロチップを読み取る機械がないと意味がない
④安全性がよくわからない
などを上げています。

このことからも窺えますように、ご自分のペットに装着するとなると飼い主様にとっては様々なご不安があるようです。

さいたま市では今年度より鑑札・済票のデザインおよびサイズの変更と軽量化が行われ小型犬にも着用しやすくなりましたが、他の地域でも着用率をより高めるためには広報はもとより、センスのいいデザインであることと同時にペットが着用して違和感のない大きさかつ重くないこと、取り分け鑑札においては一生涯着用可能な耐久性についての施策が必要でしょう。

マイクロチップの装着は通常は無麻酔下で、太めの針で注射をする感覚で簡単に行えます。
ペットは挿入後すぐに支障なく通常の生活を送れます。
マイクロチップの寿命は25年以上と、一度装着すれば生涯使用でき、現在まで副作用も報告されておりません。

さいたま市をはじめとして公的施設でのマイクロチップの情報読み取り器(リーダー)の普及も進んでおり、そのメリットを考えれば決して高価な選択ではないはずです。
先の大震災ではマイクロチップの装着の有無がその後のペットたちの運命を大きく左右したということは自明の理です。
ただしマイクロチップの装着は自由診療ですので、費用の詳細はかかりつけの動物病院でお尋ねいただくのがいいでしょう。

残念ながらマイクロチップはその場ですぐにペットの身元確認ができないことが欠点ですが、鑑札や狂犬病予防注射済票もマイクロチップ同様にその場ですぐに個体確認ができないと同時にこれらは何かのきっかけでペットから外れたり紛失する恐れもあります。
迷子札は誰もがすぐに身元を確認することができますが、紛失の可能性と同時にその情報量と耐久性に限界があります。

アンケートでは鑑札・済票・マイクロチップのいずれかあるいは複数併用での装着率は約40%という結果が出ておりますが、うちだけはと思いながらもペットの迷子で悩む方が増えていることを鑑みますと、確実性と耐久性に優れ、予防注射感覚で挿入が可能なマイクロチップをお考えになってみてはいかがでしょうか。 大切なペットと生涯離れないという安心のためにも一考の価値あるものと思います。

迷子札もいいのですが、確実な身元確認のために、個体識別のための装具はマイクロチップを基本に複数つけておくのが安心でしょう。
ご興味ある方はどうぞお気軽にご相談ください。

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