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ペットフードを考える
皆様が毎日の食事としてペットたちに与えている総合栄養食と呼ばれるものは、ペットがこれと水のみで健康を維持できるよう栄養バランスが調整されています。
各社様々に特色を謳った一見とても魅力的な商品がホームセンターやペットショップなどの店頭に数多く並んでいますが、その中には獣医師として見た場合誇大表示と感じずには得ない商品も少なくありません。健康にいいと謳っている配合物はほんとうにその効用を期待できるだけの配慮がなされているのでしょうか。必要以上に強い香料や着色料を使用したものや飼い主様の目を楽しませることに主眼を置いたフードも見受けられます。
そんな中で療法食メーカーが作る総合栄養食、いわゆるプレミアムフードと呼ばれるものは大小様々のペットフードメーカーが林立する中、より信頼性の高いペットフードを提供しているものと考えます。
これらメーカーはペットフードの安全性(H.22年のペットフード安全法施行により、ペットフードの製造・輸入・販売には一定の基準が定められました)を保つだけでなく、AAFCO(米国飼料検査官協会)の給与基準を順守・クリアさせ、さらにはフードに様々な機能を付加させることによってさらなる健康増進を目指し、病気の発症予防に主眼おくことにより市販ペットフードとの差別化を図っています。
ライフステージをより細分化し、各成長段階で問題となりやすい健康被害の予防、多くの犬猫にとって食物アレルギーになりにくい食材の使用や、不必要な添加物を排除したもの、免疫力の強化に配慮したもの、生涯を通じて重要となるオーラルケアを考慮したものなどメーカー各社その専門性を武器に商品開発を行っております。
療法食メーカーのフードはすでに皆様がお感じのように色彩、形状ともに斬新さはなく、香りも際立ちません。パッケージも地味なのでしょう。
確かに食事は飼い主様にとってもペットを飼う楽しみの1つであり、重要なコミュニケーションツールです。
しかし考えて見てください、ご自分の大切なペットが食するに値するペットフードはどうあるべきかということを。それは決して単に色彩鮮やかであったり、飼い主さまの目を楽しませる形状であったりする必要はありません。そして香り豊かでペットが歓喜を上げ飛びつくフードが優れた品質の指標ではないということを。
療法食メーカーが作るペットフードは様々に特化したあるいは付加価値をつけた食品であるため多くの場合動物病院にて販売されています。ライフステージの各段階に最適な、そして飼い主様のペットへのご不安の解決の手がかりとなるようご自分のペットをよく知るかかりつけの獣医師にアドバイスを求めご購入されるのが最良かと考えます。また近年療法食メーカーが作るペットフードの志向性は格段によくなっていることも申し添えておきます。